山本周五郎 名作朗読アリア

山本周五郎 名作朗読アリア

@aria7777 · 60K subscribers · 380 videos · Japanese

山本周五郎の名作を中心に、時代小説の朗読をお届けする「山本周五郎 名作朗読アリア」です。 人情もの、武家もの、日本婦道記、下町もの、短編から長編まで、心に残る物語を幅広く朗読しています。 朗読・録音・編集・構成はすべてアリア自身が行い、作品ごとの空気や感情、余韻がやさしく届くよう、一作ずつ丁寧に制作しています。 …

Episodes

1:23:18

【静かな余韻】~信じたかった友へ~「はたし状」山本周五郎 朗読アリア

11K views · 1w ago · 1:23:18

【静かな余韻が残る話】二十年という歳月をかけて積み上げてきた友情が、たった一通の手紙で崩れ落ちる。 今泉第二は、幼い頃から兄のように慕ってきた藤島英之助を、もう信じることができなくなっていました。 婚約者を奪われた——その事実だけが、彼の胸に刺さったまま抜けない。 江戸の暮らしのなかで、第二はしだいに人を信じることそのものを見失ってゆきます。 帰郷しても、誰にも会わない。旧友の訪問も断る。一人で山を歩き、河原に寝転がり、濠の水音をただ聞いている。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · 第4章 · 第5章

1:05:05

【痛快な話】~誰にも名乗らなかった男~「豪傑ばやり」山本周五郎 朗読アリア

26K views · 2w ago · 1:05:05

【痛快な話】千五百石で召し抱えられた「天下の豪傑」が、奥州三春にやって来た。 元和五年。大坂の陣が終わって四年。 天下泰平の世に移りゆくなかで、諸国の大名たちはこぞって「豪傑」を求めていた。 名のある勇士を召し抱えれば、家の格が上がる。 千石、二千石——腕に覚えのある浪人たちが、羽が生えたように売れてゆく時代だった。 奥州三春城。秋田家の侍大将・苅屋源太兵衛に預けられた頼士たちも、 酒が入れば決まって始まる——「おれはあの戦で」「おれの方が」。 猪打権右衛門を討ち取った、天王寺口で真田の先鋒と槍を合わせた。 声は大きいが、どうにも信が置けない。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · 第4章 · 第5章

1:01:50

【胸に刺さる】獺のように眠り、獅子のように目覚めた男「熊谷十郎左」山本周五郎 朗読アリア

47K views · 3w ago · 1:01:50

【胸に刺さる話】備後安芸五十万石、福島正則の家中に、「獺眠り」と呼ばれる男がいた。 熊谷十郎左。暇さえあれば寝ている。集まりにも出ない、酒の付き合いもしない、朝夕の挨拶さえ満足にしない。周囲の者たちは呆れ返り、陰では「獺のように寝て暮らす怠け者」と笑っていた。 けれどこの男、ひとたび剣を抜けば別人になる。 己斐谷の奥深くで主君正則を襲った刺客を、一瞬の太刀さばきで斬り伏せたのが、十郎左の出世のはじまりだった。 五十石二人扶持の徒士組から二百石へ。さらには四ノ廓内に邸を賜り、周囲の旗本たちの嫉妬を一身に浴びることになる。

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1:23:56

【静かな余韻】鍵のない木戸が、人を救う「裏の木戸はあいている」山本周五郎 朗読アリア

9K views · 1mo ago · 1:23:56

狭い裏道に面した、ひとつの木戸。 鍵は掛かっていません。 夜ごと、人が忍んでやって来ては、その木戸を開けます。 山本周五郎「裏の木戸はあいている」。 今回お届けするのは、ひとりの侍が誰にも知られず続けた、静かな善行の物語です。 納戸方頭取の高林喜兵衛は、自分の屋敷の裏木戸に、小さな箱を掛けています。 中には、わずかな銭。 その日の食にも困るような人が、誰にも顔を見られず、必要なだけ持っていける。 返せるときが来たら、返せばいい。返せなくとも構わない。

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2:23:24

【クスッと笑える】~寝てるだけで「極意」を授けた男の話~「似而非物語(えせものがたり)」山本周五郎 朗読アリア

12K views · 1mo ago · 2:23:24

【クスッと笑える話】「にせもの」が「本物」として通り、 「本物」が「にせもの」扱いされる―― 山本周五郎が描く、痛快にして深遠な物語。 加賀の国、白山谷。 雪解けの水が渓谷を轟かせる五月の昼下がり。 四十年ぶりに故郷へ帰ってきた老人がいます。 名を杢助。 生まれながらの大怠け者にして、両目の瞳が勝手に動き出す「くる眼」の持ち主。 やがてこの男は、天下の剣術名人・飯篠長威斎の「身代わり」にされ、 修業者たちに囲まれ、娘たちに慕われ、 ついには加賀百万石の命運を懸けた試合に引きずり出されます。

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43:44

【静かな余韻】二十四万石の大名が、すべてを擲った日~「癇癪料二十四石」山本周五郎 朗読アリア

9.4K views · 1mo ago · 43:44

【静かな余韻が残る話】七歳の少年が、天下の豪将・本多忠勝の頭を拳で殴りつけた。 「是が京極流の撫で方でございます」――けろりとした顔で。 京極忠高。佐々木高綱の血を引き、二十四万石を領するに至った大名。 けれどその胸の奥には、幼い頃から消えることのない火種がある。 癇癪――。抑えても、抑えても、どうにもならぬ激しさ。 執拗に絡みつく老大名・松平河内守の嘲り。 忠義の家臣が命を絶つ無念。 そして――大井川の川止めの夜、届いた一通の矢文。 堪忍の緒が、切れた。

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1:01:04

【クスッと笑える】~意地と意地がぶつかる先に、本物の情~「竜と虎」山本周五郎 朗読アリア

13K views · 2mo ago · 1:01:04

【クスッと笑える話】顔を合わせれば、必ずぶつかる。どちらが悪いというわけでもない。ただ、どうしても性が合わない。 山本周五郎の「竜と虎」をお届けします。 昭和15年37歳の作品、時代小説です。『キング増刊号』に掲載されました。 顔を合わせれば必ず口論になる二人の男。 作事奉行・灰島市郎兵衛と、加役の若侍・西郡至。 性が合わぬ――ただそれだけのことなのに、同座するたびに火花が散る。 けれど陰では互いを認め合い、離れることもできない。 兄の伊織はそれを「絵に描いた竜と虎」と呼んだ。

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1:34:10

【静かな余韻】~聞こえなかった、最期の声~「失蝶記」山本周五郎 朗読アリア

12K views · 2mo ago · 1:34:10

【静かな余韻が残る話】耳を失った男が、闇の中でたった一人の友を斬りました。 山本周五郎の「失蝶記」をお届けします。 昭和34年56歳の作品、時代小説です。『別冊文藝春秋』に掲載されました。 なぜそんなことが起きたのか──。 男は追われる身のまま、筆を執り始めます。 宛先はただ一人。紺野かず子という女性。 山本周五郎「失蝶記」。 手記という形式で綴られるこの物語は、 友情と裏切り、恋慕と沈黙、そして「聞こえない」という残酷を 静かに、しかし容赦なく描き出します。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · 第4章 · 第5章

53:16

【感動】~叱った人が、いちばん信じていた~「蜜柑」山本周五郎 朗読アリア

12K views · 2mo ago · 53:16

【感動する話】叱られるたびに、その人を憎みました。 なぜ自分だけが――と。 けれどその人は、誰よりも自分を見ていた。 山本周五郎の「蜜柑」をお届けします。 昭和16年38歳の作品、時代小説です。『キング』に掲載されました。 紀州徳川家の家老、安藤帯刀直次。 齢八十二、危篤の床から人を呼んでは、亡きあとのことを託してゆく。 最後に呼ばれたのは、誰より厳しく叱られ続けた男でした。 病室に満ちる香のかおり。 枯れた声で放たれた、最期の叱責。 そして、蜜柑畑の土にまみれて過ごした七十余日の果てに、 男はようやく知ります。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · エンディング

54:26

【感動】~刀を置いて鍬を握った日、道が開けた~「内蔵允留守」山本周五郎 朗読アリア

9.7K views · 2mo ago · 54:26

山本周五郎の「内蔵允留守」をお届けします。 昭和15年37歳の作品、時代小説です。『キング』に掲載されました。 刀法の秘奥を求めて江戸へ出てきた岡田虎之助。たどり着いた別所内蔵允の住まいには、居丈高な浪人たちが居座り、門前で追い返されてしまう。 途方に暮れた虎之助を迎えたのは、近くの栗林に暮らす一人の老農夫と、その孫娘だった。 やがて虎之助は刀を置き、鍬を手に取る。 幼少から武芸で鍛えた体が、土にはまるで歯が立たない。三日めに全身が悲鳴をあげても、鍬を放さなかった。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · 第4章 · 第5章

11:12:14

【静かな余韻】~風雪の富士に始まる、幕末の物語~「新潮記」山本周五郎 朗読アリア

13K views · 2mo ago · 11:12:14

【静かな余韻が残る話】風雪の富士に始まり、時代の怒濤へ——。 幕末という激流のなかで、若者たちは何を見つけ、どう変わっていったのか。 山本周五郎の「新潮記」をお届けします。 昭和18年40歳の作品、時代小説です。『北海道新聞』に連載されました。 嘉永五年、黒船来航の前夜。日本という国が大きく揺らぎ始めた時代を舞台に、幾人かの若者たちが、それぞれの信念を胸に動き始めます。 讃岐高松藩の郷士の子・早水秀之進、豪商の次男・太橋大助、脱藩した武家の娘・柿崎藤尾——彼らは風雪の富士で邂逅し、それぞれの道を歩みながらも、時代の激流のなかで幾度も交わってゆきます。

Topics: イントロ · 風雪の中1 · 風雪の中2 · 父子1 · 父子2 · 柿崎兄妹1

45:57

【泣ける】~一輪の花に託した、あまりに切なく気高い友情~「蘭」山本周五郎 朗読アリア

12K views · 2mo ago · 45:57

【泣ける話】「お前の幸福は、俺が守る」――。同じ女性を愛した親友のため、静かに身代わりを志願した男の、壮烈なる献身。 山本周五郎の「蘭」をお届けします。 昭和23年45歳の作品、時代小説です。『オール讀物』に掲載されました。 黒沢平三郎と須川伊之助。二人は幼い頃から深い絆で結ばれた親友であり、そして期せずして、同じ女性・中原マツコに心を寄せる恋敵でもありました。平三郎とマツコの婚約が決まったとき、伊之助は自らの想いを胸の奥に封じ込め、友の幸せを心から祝おうと努めます。

Topics: イントロ · 第1章 · 第2章 · 第3章 · 第4章 · 第5章

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